キュービクルの改修・入れ替え工事
キュービクルの改修・入れ替えは、各部が更新推奨時期を迎えた時点、または機器の安全性が低下したタイミングで行う必要があります。ここでは、全国対応で年間工事実績30件を誇る「株式会社Forest」が、キュービクル改修・入れ替え工事についてご案内します。
Forestなら改修・入れ替え工事も低コスト
創業以来、高圧設備専門の技術集団として着実に実績を上げ、ノウハウを蓄積してきたForest。そんな当社だからこそ、新設だけでなくキュービクルの改修や入れ替え工事においても、その経験をいかんなく発揮。業務フローの最適化、仕入れコストの適正化を図ることで導入費用の大幅削減を実現します。
改修・入れ替えの6つのメリット
改修・入れ替えは初期性能を維持するためだけのものではありません。技術革新の恩恵により、それまで以上の信頼性・性能・機能・省コストの向上が期待できます。
[Merit1]信頼性の向上
材料技術、回路設計、構造設計の進歩で、各段に高性能化したデバイスが最新のキュービクルに投入されています。安全性はもちろん、機器としての信頼性も飛躍的に向上しています。
[Merit2]性能・機能の向上
昨今の技術革新で機器のデジタル化が大きく進展。各部の制御、応答速度など性能・機能の向上が格段に図られています。
[Merit3]大幅なダウンサイジング
高度に洗練された絶縁技術、回路の高度集積化などで、最新のキュービクルは大幅にコンパクト化。将来、増設などを考えた場合でも省スペース性に優れた設備の導入は有利です。
[Merit4]運用・保守性の向上
ランニングコストを改善するなら、メインテナンス性の大幅な向上が図られた最新のキュービクル導入が妥当。自己診断機能で設備自体の保全支援を行うモデルならなお理想的です。
[Merit5]進歩した省エネ性
キュービクルの心臓部である変圧器の高性能化(変換効率向上)、システムの自動制御化が進んだ昨今のキュービクルなら、これまでにない省エネ運転が可能です。
[Merit6]優れた環境性能
機器廃棄時のリサイクル率向上、地球温暖化ガスの排出削減に貢献する省エネルギー性の追求、静穏性の改善など、現代のキュービクルにふさわしい環境性能を達成しています。
更新推奨時期について
キュービクルの改修・入れ替え工事が必要となる更新推奨時期は各部の機器・デバイスごとに異なります。また、業界団体、学会、官庁の各文献でも見解が分かれています。いずれにしても推奨値であり、これを遵守しないことによる罰則規定などはありません。
しかし、機器の絶縁性などが低下するなどして安全性を担保できないような状態では、重大な事故が発生しかねません。下記の表を参考に、既存のキュービクルについて改修をご検討ください。
各種文献における更新推奨時期(参考)
高圧気中 負荷開閉器 |
高圧 CVケーブル |
高圧真空 遮断器 |
高圧交流 負荷開閉器 |
変圧器 | 高圧進相 コンデンサ |
その他 高圧機器 |
|
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日本電気工業会更新推奨時期※1 | 10年 | 15年 (電線工業会調べ) |
20年 | 15年 | 20年 | 15年 | 15~20年 |
税制上の耐用年数※2 | 15年 | 15年 | 15年 | 15年 | 15年 | 15年 | 15年 |
日本配電盤工業会更新状況報告※3 | 20年 | 20年 | 20年 | 20年 | 20年 | 15年 | 20年 |
電気学会(ユーザーアンケート)更新考慮※4 | 15年 | 15年 | 20年 | 15年 | 25年 | 20年 | 20~25年 |
官庁仕様予定年数※5 | 25年 | 25年 | 25年 | 25年 | 30年 | 25年 | 25年 |
電気学会(ユーザーアンケート)寿命 | 25年 | 24年 | 28年 | 25年 | 32年 | 27年 | 28~31年 |
官庁仕様予定年数※5 | 25年 | 25年 | 25年 | 25年 | 30年 | 25年 | 25年 |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
※1 「汎用高圧機器の更新推奨時期に関する調査」報告書(平成元年9月)より
※2 「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(平成16年3月31日)より
※3 「配電盤仕様状況実態調査報告書」より
※4 「工場電気設備の寿命とメンテナンスに関するアンケート調査報告」(昭和58年11月)より
※5 「官庁建物修繕措置判定手法」(昭和63年8月)
負荷設備の各機器の更新推奨時期(参考)
機器 | 更新推奨時期 | 備考 | |
---|---|---|---|
配線用遮断器 | 15年 | 機器は左記年数で更新を推奨する。ただし、機器には、規程に定める開閉回数等があるので、その場合はその時点が交換時期となる。 | |
漏電遮断器 | 15年 | ||
電気開閉器 電磁接触器 コンタクタ形電磁継電機 |
交流電磁開閉器 | 10年 | |
10年 | |||
10年 | |||
低圧進相コンデンサ | 10年 | - |
※表は左右にスクロールして確認することができます。
※日本電機工業会「低圧機器の更新推奨時期に関する調査」(平成4年3月)より
改修・入れ替えを先延ばしにすることで生じる故障やトラブルのリスク
現状で運転に異常が見られないというだけで、時期を過ぎても改修・入れ替えを行わないと危険。なぜなら、安全性が低下したキュービクルは突発的な停電を起こしやすいからです。そうなれば、建物内、施設内の電力供給が止まり、利用や操業に大きな支障が出かねません。
こうしたトラブルが病院で発生した場合、患者の生命を脅かす事態となり、経営者は社会的責任の追及を免れなくなります。また、キュービクルのトラブルは近隣施設や建物へも波及しかねず、最悪の場合、損害賠償問題に発展する可能性も。こうした事態になる前に、ぜひForestにご相談ください。
お客様のご要望、ご事情に合わせ最適な改修・入れ替え計画をプランいたします
改修と入れ替えのどちらが自社にとって適切な選択か、あるいはどのタイミングで改修・入れ替えをするのが妥当か、どの程度の予算を計上すればよいのか──など、多くのお客様がご懸念されるこうした課題も、Forestにご相談いただければすぐに解消して差し上げます。
年間工事実績30件、高圧受電設備を専門に手がけている当社なら、その豊富な経験値を生かして、皆様のご要望、ご事情にマッチしたソリューションやプランをご提案できます。ぜひ、お気軽にご相談ください。